活動内容

2019年度の活動レポート

子どもたちはさまざまなフィールドで元気に、楽しく、そして実りある時間を過ごしました。
※20年度は新型コロナウイルス感染症の影響で活動が大幅短縮になったため、ここでは19年度の活動の一部をご紹介しています。

プレップクラス

磯の潮だまり

このテーマでは、保護者の方(希望者のみ)も参加しました。神奈川県三浦半島・横須賀市の「荒崎」で、潮だまりの生き物を中心に観察しました。今回は、特にカニの足に注目しました。子どもたちは観察のやり方を覚え、静かに、そして真剣な表情で生き物たちを見つめていました。

磯の潮だまり
サカナを網でつかまえる

埼玉県蓮田市の「山ノ神沼」に行きました。サカナは沼につながる水路で捕りますが、水は茶色でサカナがいるようには思えません。網をそっと水路に下ろし、しばらく待ってから網を引き上げると、銀色に光る何匹もの小魚などが勢いよく跳ねていました。

サカナを網でつかまえる
水生昆虫を調べる

東京都あきる野市を流れる「秋川」で、水生昆虫(幼虫)を観察しました。水生昆虫は川の石の下に隠れています。石を一つひとつ持ち上げて、石の表面をていねいに見ていきました。

水生昆虫を調べる
里山のフィールドマップづくり

東京都あきる野市の里山「横沢入」で、生き物の観察をしました。どこに、どんな生き物がいるのか、田んぼや小川、棚田の奥の小さな池や草原を調べました。何種類もの昆虫、水の生き物、草花も調べました。最後には、立派な「フィールドマップ」が完成しました。

里山のフィールドマップづくり
昆虫研究

東京都あきる野市の「横沢入」で、全員が捕虫網を使ってトンボやチョウを追いかけました。バッタも数多く見つかりました。昆虫を採るだけでなく、昆虫がどのような特徴をもった生き物なのかをきちんと学びました。

昆虫研究
冬の渡り鳥

大小の池がある東京都大田区の「東京港野鳥公園」で、渡り鳥の観察をしました。まずは双眼鏡の使い方を全員が覚えてから、池を順に歩いて渡り鳥を探しました。初めて見るものばかりでした。鳥の名前をおぼえ、スケッチも描きました。

冬の渡り鳥
動物の目と足を調べる

東京都日野市の「多摩動物公園」で、10種類ほどの「ほ乳類」「鳥類」の目と足のようすを調べました。結果は「観察シート」に記録して、後でそれを見直しながら、動物を比較し、目の付き方や足のようすが違う理由を考えました。

動物の目と足を調べる

プライマリークラス / ミドルクラス / アドバンスクラス

フジツボ研究

神奈川県横須賀市の「荒崎」の磯へ行きました。フジツボは変わった姿をしていますが、エビやカニの仲間です。プランクトンネットでフジツボの「幼生」の抜け殻を探しました。次にフジツボが磯のどういうところに分布しているのか確認し、午後はプランクトンの顕微鏡観察とスケッチ、フジツボスープの試飲をしました。

フジツボ研究
沼の微小生物

沼の食物連鎖(食物網)について、考えました。千葉県我孫子市の「手賀沼」に行き、まずは沼の周辺を歩きながら鳥を探し、双眼鏡で観察しました。オオタカが見えた日がありました。次にプランクトンネットで沼の生き物を採集しました。顕微鏡で観察すると、海とは比べられないほどたくさんの、多様な生き物が観察できました。

沼の微小生物
食虫植物の観察

希少な食虫植物の観察をしました。草が本当に虫を食べるのか?その理由は?-それを確かめに行ったのは、千葉県山武市にある「成東・東金食虫植物群落」です。イシモチソウ、ナガバノイシモチソウ、モウセンゴケ、コモウセンゴケなどがあり、虫を捕らえているようすを観察できました。

食虫植物の観察
死なないプラナリア

神奈川県東部の「丹沢山塊」にある渓流でプラナリアを探し、採集しました。プラナリアは、体をいくつかに切られても、それだけで死ぬことはありません。実際に捕まえたプラナリアは予想よりもずっと小さく、そして目のようすが可愛らしく感じられました。子どもたちは自宅でしばらく飼育し、体を切る実験をしました。

死なないプラナリア
化石採集と渓流探検

埼玉県秩父郡小鹿野町にある「ようばけ」で、さまざまな化石を採集しました。また、周辺の地層のようすにも、特に注目しました。秩父一帯は地殻変動の活動が活発な時期があり、その証拠をようばけ周辺で観察できました。

化石採集と渓流探検
夜の里山探検

東京都あきる野市の「横沢入」で、里山の生き物を中心に、昼と夜、観察を行いました。街灯もない横沢入は日が落ちると真っ暗になります。トンボやチョウは夕暮れになると葉に止まり、触っても動かないなど、新たな発見ができました。

夜の里山探検