活動内容

  • クラス別テーマ概要
  • 特別プログラム
  • 2016年度の活動レポート

クラス別テーマ概要

  • プレップクラス
  • プライマリークラス・ミドルクラス・アドバンスクラス
  • 国立コース

プレップクラス

6テーマから4テーマを選んでご参加ください(オプションで4テーマを超えての参加もできます)。

出発解散場所について
新宿駅西口:「新宿駅西口」、品川区・旗の台品川区・旗の台世田谷区・三軒茶屋世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台:「秋葉原駅

第1回
テーマ 磯の潮だまりで観察する
生き物たちのかくれんぼ
年長・磯の潮だまりで観察する
概 要

潮が引くと磯にはいくつもの「潮だまり(タイドプール)」が現れます。これを少人数のグループに分かれて観察します。潮だまりに隠れた小さな生き物を、上手に観察する「やり方」を覚えます。また、グループのみんなで協力しながらカニなどの生き物を採集します。採れたものは容器に入れて個々の特徴などをよく観察し、ちがいや似た点などを確かめます。その後、生き物は磯に戻します。

ねらい

家庭の浴槽ほどの大きさの潮だまりでも、そこには小型のカニ、ヤドカリ、巻き貝、イソギンチャク、またハゼなどの小魚が隠れています。この活動では、小さな潮だまりにも、多様な生き物が生活していることを知り、小さな命の存在について気づき、親しむようにします。また、どうして「潮だまり」のようなものが磯にできるのかについても理解を深めます。

予定地 神奈川県横須賀市・荒崎海岸
活動日程 4/15(土)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、4/30(日)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:5/28(日)
第2回
テーマ サカナを網でつかまえる
めざせ、魚とり名人!
年長・サカナを網でつかまえる
概 要

グループに分かれて四つ手網と玉網を使い、沼の水路に隠れている小魚やエビなどを採集します。まず、四つ手網の組み立て方を練習して覚え、次に水路のどういうところにサカナがいるのかを知り、そこに四つ手網を沈めます。そして、離れたところから網にサカナを追い込んでいき、みんなで協力して網を引き上げます。採れたサカナなどは観察容器に入れて特徴などを確かめた後、沼に戻します。

ねらい

四つ手網や玉網などの道具を使う採集方法を体験することで、「道具の使いこなし」を覚えます。道具の役割を知り、効果的な使い方、安全な使い方を会得します。また、水路のような場所で注意すべきこと、してはいけないことを知るようにします。さらに、濁った水にも生き物がいること、姿の見えないサカナなどの「習性」を理解することで、生き物への関心や興味を深めます。

予定地 埼玉県蓮田市・山ノ神沼
活動日程 6/4(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、6/17(土)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:7/2(日)
第3回
テーマ 動物の目と足を調べる
この形になったわけ
年長・動物の目と足を調べる
概 要

動物園で、いろいろな動物の目と足のようすを調べます。目の付き方や足の形は、その動物の生き方に関係しています。動物園では、観察シートを持って動物を順に調べていきます。動き回る動物の場合は形の確認が大変ですが、ピント合わせの必要がなく年長の子どもたちでも使いこなせる双眼鏡も使って、しっかりと見逃さないようにします。観察が終わったら、目と足を似たものでグループ分けして特徴を整理します。

ねらい

動物の生態とその動物のからだのようすは密接に関係しています。体重が重いゾウの足はその重さを支えるための形をしていますし、水鳥の足は泳ぎやすいようにできています。狩りをする動物の目は、2つとも前を向いています。観察の結果を整理して「なぜ、そういう形をしているのか」について考えてみます。

予定地 東京都日野市・多摩動物公園
活動日程 7/16(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、7/22(土)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:7/17(祝)
第4回
テーマ 里山のフィールドマップ
昆虫と水の生き物さがし
年長・里山のフィールドマップ
概 要

里山には池、小川、たんぼ(棚田)、畑、湿地、丘陵地などがあります。これらを巡る小径を、少人数のグループに分かれて歩きながら観察を進めます。里山では、チョウやトンボなどの昆虫類、池や小川ではサワガニやドジョウ、タニシ、カエルなどの生き物が観察できます。どこで、どういう生き物を見つけたか、それをまとめて「里山のフィールドマップ」を完成させます。これは里山の「生態マップ」になります。

ねらい

里山の「生態」の基本を、「生き物フィールドマップ」作りから理解する活動です。サワガニは水のきれいな小川の近くでは見つかるけれど、小さな池の濁った水の中にはいないこと、タニシは逆にちょっと濁り気味のところでは見つかるけれど、水が澄んだ小川にはいないことなど、自分が歩いて直接確かめ調べた事実にそって、それぞれの生き物の「生き方」への理解を深めます。

予定地 東京都あきる野市・横沢入
活動日程 9/16(土)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、9/17(日)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:10/1(日)
第5回
テーマ タネの研究
タネを集めて標本にしよう
年長・タネの研究
概 要

埼玉県南部の丘陵地を歩きながら、植物のタネを15種類ほど採集します。集めたタネは「食べて運ばれるタネ」「風に運ばれるタネ」「動物などにくっついて運ばれるタネ」の3つのグループに分け、それぞれ形態的な面に注目して特徴を理解します。また、飛ぶタネの模型も作ります。さらに、わたしたちはふだんからタネを利用して生活しているという一面にも目を向けて、「生活とタネ」についても考えます。

ねらい

タネの役割の基本について理解すると同時に、植物がいかに巧みにタネを作っているか、その驚きの工夫や形態に注目します。飛ぶタネにしても、くっつくタネにしても、そこには人の知恵をも越えるような驚きの工夫があります。植物に考える能力があるとは思えませんが、では誰がこれほど巧みな造形や仕組みを考えたのでしょうか…?本当に知りたいものです。

予定地 埼玉県坂戸市・比企丘陵
活動日程 11/4(土)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、11/23(祝)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:11/5(日)
第6回
テーマ 冬の渡り鳥
鳥の生活を考える
年長・冬の渡り鳥
概 要

冬に沼や池に飛来するカモなどの渡り鳥を、できるだけ近くで観察します。肉眼での観察と双眼鏡を使った観察を体験します。双眼鏡は年長の子どもたちでも使えるように、ピントを合わせる必要がないタイプのもの(「動物の目と足を調べる」でも使用するもの)を用意します。当日は観察だけでなく、スズメ、ハト、カラス、カモなどの「からだの重さ」のちがいについて、擬似的な体験もします。

ねらい

特に寒い時期に限って観ることができる渡り鳥について、観察の結果を踏まえて、その種類や日本での生活のようすなどを知るようにします。また、「渡り」の基本も理解します。同時に「渡りをしない鳥(スズメ、カラス、ハトなど)」の生活ぶりを考えてみることで、渡り鳥とのちがいを知るようにします。

予定地 東京都品川区・東京港野鳥公園
活動日程 12/16(土)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、12/17(日)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:12/23(祝)
※活動テーマ・内容・日程は、変更になる場合があります。

プライマリークラス・ミドルクラス・アドバンスクラス

8テーマの中から6テーマを選んでご参加ください。各テーマとも小学生クラス3クラス合同で催行しますが、活動のテーマ領域は同じでも、実習地における実際の活動内容や個々に設けた学習目標(レベルと範囲)はクラスにより異なります。なお、オプションで6テーマを超えての参加もできます。

集合解散場所について
新宿駅西口:「新宿駅西口」、品川区・旗の台品川区・旗の台世田谷区・三軒茶屋世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台:「秋葉原駅

第1回
テーマ 浜辺の漂着物
なぜここにあるかを考える
小学生・浜辺の漂着物
概 要

海岸の波打ち際に打ち上げられた漂着物を見て歩き、興味を感じたもの、珍しいと思われるものなどを「収集」していきます。収集したものは整理して、それらが浜に打ち上げられた原因などについて考察し、想像を膨らませて、自分なりの解釈を加えてみます。思わぬものが見つかったとき、どんな解釈をするか想像力が試されます。科学的な面では、海流と漂着物の関係に注目します。また収集した漂着物は、「標本」にして持ち帰ります。

ねらい

以前このテーマを実施したときには、台湾に実在する店の名前が入ったライターが見つかりました。どういう経緯を辿って流れ着いたものか、考察を楽しみます。

プライマリークラス
海岸にあるものが、どうしてそこにあるのか、考えてみます。海に海流があることを理解します。
ミドルクラス
日本近海の海流について、基本的なことを理解します。東日本大震災の時に海に流されたものが、カナダなどで見つかった事例を参考にします。
アドバンスクラス
海流と日本の気候、天気への影響などを知ります。漂着物の由来をしっかりと考察し、海流の流れを踏まえた学習内容を組み立てます。
予定地 神奈川県横須賀市他、三浦半島の海岸
活動日程 4/8(土)新宿駅西口、4/9(日)新宿駅西口品川区・旗の台、4/22(土)新宿駅西口、4/23(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、5/20(土)新宿駅西口、6/18(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、7/1(土)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:5/21(日)、6/3(土)、7/9(日)
第2回
テーマ 磯の生物
棲み分け図を作る
小学生・磯の生物
概 要

磯にはサカナやカニをはじめとして、岩に張り付いている貝類、小型の巻き貝類、ヒトデや海藻類など、実にさまざまな生き物がいます。こうした生き物が棲んでいる「場」は、ほぼ決まっています。棲み分けです。見つけた生き物を、見つけたところの「高さ」を基準に分類します。磯の生き物を「水平」ではなく、「垂直」で見るということです。まとめた結果から生き物が棲み分けている理由を考察し、「磯の生き物の棲み分け図」を作成します。

ねらい

潮の干満と、生き物との関係を扱います。磯の生き物は常に水中にいるように思われがちですが、実は水が嫌いで、潮が上がってくると上に移動する巻き貝もいるのです。

プライマリークラス
海の水の高さが変化することを知ります。海水面の変化が、そこで生きる生き物にどういう影響を与えているか、その基本を理解します。
ミドルクラス
潮位によって、潮上帯、潮間帯、潮下帯の区別があり、それぞれにある程度固有の生き物がいることを理解します。
アドバンスクラス
潮の干満がなぜ起きるのか、その仕組みを知り、磯の生き物が干満によってどういう影響を受けているかを考察します。
予定地 神奈川県横須賀市・荒崎海岸
活動日程 4/16(日)新宿駅西口品川区・旗の台、5/13(土)新宿駅西口、5/14(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、5/27(土)新宿駅西口、6/24(土)新宿駅西口、6/25(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、7/8(土)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:4/29(祝)、6/10(土)、6/11(日)
第3回
テーマ 里山の野鳥
丘陵の食物連鎖を考える
小学生・里山の野鳥
概 要

埼玉県にある早稲田大学の本庄キャンパスは、「浅見丘陵」と呼ばれる里山の一角にあります。この浅見丘陵を中心とした雑木林一帯とその周辺を歩きながら、そこで観られる野鳥を中心に生き物と植物の観察を進めます。浅見丘陵にはオオタカもいるといわれ、野鳥以外の生き物も調べながら、丘陵における食物連鎖のあり方を、調べた結果を踏まえて考えていきます。そして「浅見丘陵の食物連鎖図」を完成させます。

ねらい

里山はどこもみな一様ではなく、それぞれに異なる部分を持っています。今回のテーマでは、浅見丘陵の特徴を踏まえた観察を行い、ここならではのものをまとめます。

プライマリークラス
里山で見られる、主要な植物と動物を観察します。また、里山がどういう特徴を持ったところであるかを理解するようにします。
ミドルクラス
里山の自然的特徴を知るとともに、里山の自然が人々の暮らしに具体的にどのように利用されてきたかという点にも注目します。
アドバンスクラス
里山で見られる動植物に、里山独自の特徴が見られるかどうかを考えます。人の手が加えられていない自然との比較もしてみます。
予定地 埼玉県本庄市・浅見丘陵
活動日程 7/24(月)新宿駅西口、7/25(火)新宿駅西口、7/28(金)新宿駅西口、7/29(土)新宿駅西口、8/6(日)新宿駅西口、8/7(月)新宿駅西口品川区・旗の台、8/24(木)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:8/1(火)、8/20(日)、8/23(水)
※夏休み期間中は、三軒茶屋・旗の台の出発解散はありません。
第4回
テーマ フズリナ化石の発掘
古生代からの贈り物
小学生・フズリナ化石の発掘
概 要

石灰岩の産地で、古生代に繁栄した海の生き物である「フズリナ」の化石をさがします。フズリナは石灰岩に含まれていますが、長さ1cm ほどの小さなものなので、単体で化石として発掘するのではなく、ある程度の数がまとまって石灰岩中に含まれている状態、つまり石灰岩の塊を掘り出すような発掘のスタイルになります。そして、見つけたフズリナの化石は持ち帰ります。

ねらい

フズリナは、それが生きていた時代の基準になる、古生代を代表する「示準化石」です。同時代にいた三葉虫や、それよりも新しいアンモナイトなどについても考察します。

プライマリークラス
化石とは何か、化石にはどういう意味や価値があるのか、どんな化石があるのかなど、化石の基本を学びます。
ミドルクラス
ある生き物が化石になるにはどういう条件が必要か、また、化石になりやすいものとそうでないものなど、化石の基本知識を身に付けます。
アドバンスクラス
古生代、中生代、新生代の地質時代について、年代区分や各時代に代表される生き物などの基本的な知識を持つようにします。
予定地 栃木県佐野市・葛生
活動日程 8/28(月)新宿駅西口、8/29(火)新宿駅西口、8/30(水)新宿駅西口品川区・旗の台、9/9(土)新宿駅西口、9/10(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、9/23(祝)新宿駅西口品川区・旗の台、9/24(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台
*予備日:9/2(土)、9/3(日)、10/1(日)
第5回
テーマ 渓流の生物
希少な魚、カジカをさがす
小学生・渓流の生物
概 要

昨年度実施した「清流の生き物」では上流と中流の生き物を採り上げましたが、今回は源流に近い山中の渓流で生き物をさがします。源流に近づくほど、生き物は種類も数も少なくなります。その理由を考えながら、小型の玉網を使って石の下や川底に隠れている生き物を捕り、特徴を観察します。カジカのような、数が少ない生き物をさがすのは大変です。ただし、どういうところに隠れているのかがわかってくると、結果が出てきます。

ねらい

川のどの部分かによって、見つかる生き物は違ってきます。渓流にいるサカナは中流では見つからないのはなぜなのか、生き物の棲み分けについて考えます。

プライマリークラス
カジカは動きが敏捷な生き物です。素速く動かないと、まず網で捕ることはできません。やり方を覚えて、カジカに負けないように動きましょう。
ミドルクラス
エサが少ない渓流では、生き物はそれほど大きくなれません。カジカ以外の生き物もできるだけ捕り、個々の生き物の特徴を確認、観察します。
アドバンスクラス
捕れた生き物の観察から、渓流の生き物の特徴をまとめます。渓流の特徴を知り、そこから発想すると、生き物の生態が想像できます。
予定地 神奈川県足柄上郡寄・中津川源流域
活動日程 9/30(土)新宿駅西口、10/7(土)新宿駅西口、10/8(日)新宿駅西口品川区・旗の台、10/15(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、10/21(土)新宿駅西口、10/22(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、10/28(土)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:10/9(祝)、10/14(土)、10/29(日)
第6回
テーマ フィールドサイン
動物が残した証拠をさがす
小学生・フィールドサイン
概 要

ニホンジカ、イノシシ、ハクビシン、タヌキなどがいる山中に入り、歩行路を歩きながら、道々で見つかる生き物の証拠を集めます。足跡は写真に撮り、同時に図鑑でどの生き物の足跡かを確認します。また、かじった木の実などは持ち帰ります。どういう生き物がどういう証拠を残すのか、集めた証拠を整理して考察します。多くの生き物は日中よりは夕方以降に活発に行動しますが、フンや足跡、かじった木の実などは日中でもさがせます。

ねらい

野生の生き物は、行動しながら何らかの痕跡を残します。フン、かじった木の実、足跡などです。山に入り、こうした生き物の存在を裏付ける証拠をさがします。

プライマリークラス
どういう証拠が見つかるのか、事前に知識を持つようにし、さがし方の基本も覚えます。じっくりさがすことが、見つけるコツです。
ミドルクラス
山中にいる可能性のある生き物について、足跡の形などの基本的な情報を持った上で、その証拠さがしをします。
アドバンスクラス
見つけたフンを調べて、その生き物がどういうものを食べたのか確認します。そして確認した内容を元に、その生き物が何か考察します。
予定地 神奈川県足柄上郡松田町・シダンゴ山
活動日程 11/11(土)新宿駅西口、11/12(日)新宿駅西口品川区・旗の台、11/18(土)新宿駅西口、11/19(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、12/2(土)新宿駅西口、12/3(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、12/9(土)新宿駅西口品川区・旗の台
*予備日:11/25(土)、11/26(日)、12/10(日)
第7回
テーマ 地球の窓を見る
岩石を調べて地球を知ろう
小学生・地球の窓を見る
概 要

秩父の長瀞を中心とした地域で、岩畳や特徴のある岩石、ポットホールなどを観察し、スケッチして特徴を書き残します。この地域の岩石は結晶片岩が主ですが、長瀞下流の荒川の川原で結晶片岩と堆積岩を見つけて、それぞれの見た目のちがいなどを観察、確認します。また、採集した岩石の一部は標本として持ち帰ります。さらに、長瀞にある県の施設「自然の博物館」で展示を見学し、岩石やこの地域の動植物についての知識を深めます。

ねらい

長瀞は地殻内部のようすが見られることから、「地球の窓」と呼ばれています。長瀞で見られる結晶片岩は変成岩の一種で、堆積岩などに比べると外見に特徴があります。

プライマリークラス
長瀞で特徴的な岩石、数種を観察し、特徴やでき方を覚えます。同じものを川原で採集して標本にします。
ミドルクラス
変成岩のでき方と、特徴を理解します。また、長瀞で見られる断層谷、岩石段丘がどのようにできたのかについても考えてみます。
アドバンスクラス
長瀞全体の地学的な特徴を、観察から理解します。また、岩畳周辺に見られる地形的特徴が、どのような活動から生まれたものかを考えます。
予定地 埼玉県秩父郡長瀞町・岩畳他
活動日程 1/6(土)新宿駅西口、1/7(日)新宿駅西口、1/13(土)新宿駅西口、1/14(日)新宿駅西口品川区・旗の台、1/21(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、1/27(土)新宿駅西口品川区・旗の台、1/28(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台
*予備日:1/8(祝)、1/20(土)、2/4(日)
第8回
テーマ 天然ガスを燃やしてみる
川底からわき出る燃える泡
小学生・天然ガスを燃やしてみる
概 要

千葉県の一部の地域では、地下から天然ガスが湧出しています。その天然ガスを採取し、どんな燃え方をするのかを実験で確認します。天然ガスのおもな採取ポイントは、田園地帯にある川です。田んぼでも、住宅街などでも出ているようですが、川なら「泡」が見えるので、出ていることがすぐにわかります。採取には専用の道具を使い、全員が体験します。ただし、燃焼の実験は危険な部分もあるので教室スタッフが担当します。

ねらい

地中に地下水があることは、子どもたちもある程度は知っています。しかし自分たちが住んでいる近くで、天然ガスが出ることには驚くでしょう。天然資源を考える実習です。

プライマリークラス
「ガス」がどういうものか理解します。次に、「燃える」とは何か、基本の知識を持つようにします。
ミドルクラス
わたしたちがガスや石油を始めとした天然資源を利用している実態を理解し、そうした資源がどのようにできたのかを考えます。
アドバンスクラス
「燃える」ということを、化学的な側面から理解します。また天然ガスは軽いガスで、反対に重いガスもあることを実験から知るようにします。
予定地 千葉県茂原市・長生郡
活動日程 2/3(土)新宿駅西口、2/10(土)新宿駅西口、2/11(日)新宿駅西口品川区・旗の台、2/17(土)新宿駅西口、2/18(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台、2/24(土)新宿駅西口品川区・旗の台、2/25(日)新宿駅西口世田谷区・三軒茶屋品川区・旗の台
*予備日:2/12(祝)、3/3(土)、3/4(日)
※活動テーマ・内容・日程は、変更になる場合があります。

国立ミドルクラス

8テーマから6テーマを選んでご参加ください。

出発解散場所について
国立え:「国立駅南口

第1回
テーマ 沼の生き物
ヒトとサカナの知恵くらべ
小学生・沼の生き物
概 要

四つ手網と玉網を使って、モツゴ、ギンブナ、ヌマエビ、ヨシノボリなどの生き物を採集し観察します。四つ手網は組み立て方を覚え、練習した上で使います。また、水路のどこに網を仕掛けたらいいのか、その決め手になることも覚えます。魚の生態がわかると、網の仕掛け方や捕れる生き物が何かがわかってきます。この時期は、ちょうどタナゴのオスが「婚姻色」になっている時期です。ぜひ、それを確かめたいものです。

ねらい

淡水域で見られるサカナなどは、海にいるサカナをはじめとした生き物、特に熱帯魚などと比べて地味な印象があります。ごく一部に赤色をしたものなどもいますが、多くはコイやフナに代表されるような色をしています。この体色のちがいには理由があります。それを考えることは、海水域にいる生き物と淡水域にいる生き物の根本的な環境のちがいを知るきっかけになります。このテーマでは、サカナを捕る面白さを体験することも重要です。

予定地 埼玉県蓮田市・柴山沼
活動日程 5/28(日)国立駅南口
*予備日:6/4(日)、6/11(日)
第2回
テーマ

夜の里山探索
昼と夜の里山で、生き物を探す

小学生・夜の里山探索
概 要

まず日没前のまだ明るい里山を歩き、池や棚田、小川や湿地、林縁などにいる生き物をさがし、そのようすを観察します。次に日が沈んだら、同じルートをもう一度歩きます。里山には街灯などないため、周囲はほぼ真っ暗です。ライトを持ち、足下に注意しながら慎重に生き物の気配をさぐります。時期的に、カエルがにぎやかに鳴いているかもしれません。運良くタヌキやハクビシンが見つかったら、そのようすを観察します。夜の里山で、どんな生き物に出会えるでしょうか。

ねらい

昼間と夜の生き物のようすのちがいを確認し、その理由を考えます。生き物には明るい昼間に活発に活動するものと、逆に暗くなってから活動を活発化させるものがいます。夜に動く生き物を観るのは難しいものですが、一方で日中に盛んに見られたものが暗くなってからどうしているのか、それを調べることも生き物の昼夜の生態のちがいを知る手がかりになります。意外な生き物が、意外な隠れ方をしていることがわかるかもしれません。

予定地 東京都あきる野市・横沢入
活動日程 6/25(日)国立駅南口
*予備日:7/2(日)、7/9(日)
第3回
テーマ 土壌動物
土の中にいる生き物の役割とは
小学生・土壌動物
概 要

雑木林で、枯れ葉の下や、さらにその下の地面を掘って生き物をさがします。ミミズやムカデなどはすぐに見つかりますが、枯れ葉の下や土中には、ミミズなどよりはるかに多い、目に見えないくらいの生き物が隠れています。これらをさがし、容器に入れて、顕微鏡などを使ってよく観察します。土中の生き物の多様さや生息数は、わたしたちの想像を超えるものがあります。それを観察から確かめ、またそれらの生き物の役割も考えてみます。

ねらい

土の中にいる生き物には、一定の役割があります。それを観察の結果から考察します。枯れ葉の下や土中にいる生き物は、ふだん見ることはありません。ただし、こうした目立たない存在の生き物が担っている役割には、無視できないものがあります。森における食物連鎖(食物網)は、こうした地味な生き物がいることで成り立っています。森の生き物同士のつながりを考えながら、土中の生き物の存在を知り、その役割を理解します。

予定地 神奈川県南足柄市・丸太の森
活動日程 7/17(祝)国立駅南口
*予備日:8/8(火)、8/23(水)
第4回
テーマ 大気圧の計測
大気の存在を確かめる
小学生・大気圧の計測
概 要

国立から富士山の標高約2400 メートルの地点まで移動しながら、途中5 か所で個々の気温、標高、気圧を計測し記録します。6 か所目が富士山です。そして、計6 か所のポイントで計測して得た数値をグラフにまとめます。そこから、何らかの傾向や決まりが読み取れるかどうか、考えてみます。また、大気圧の存在を確認するために、ペットボトルやアルミ缶などを使って実験を行います。計測や実験は一人ひとりが行い、体験できるようにします。

ねらい

ふだんは意識しない「大気」の存在を確かめるとともに、大気の重みである「大気圧」のすごさを、さまざまな実験の結果から確認、実感し、わたしたちがその中で生活していることを改めて理解しようというテーマです。高度や気温、気圧の測定結果から高さがポイントになっている点を知り、一定の決まりがあるかを考えます。実は決まり(法則)と実際の計測の結果は必ずしも一致するものではないことも同時に理解し、その原因も考えます。

予定地 静岡県御殿場市・富士山五合目
活動日程 9/18(祝)国立駅南口
*予備日:9/24(日)、10/1(日)
第5回
テーマ ウミホタルの発光
神秘の光を見よう!
小学生・ウミホタルの発光
概 要

ウミホタルは日没後に活動が活発になるので、出発は午後になります。現地で日没前にウミホタルがいる海岸のようすを確認しておき、簡単に食事を済ませてから、ウミホタルを捕る仕掛けを準備します(仕掛けは教室で用意します)。魚釣りでも釣果にばらつきがあるように、ウミホタルが採れるかどうかはその時の海の状況しだいですが、採れたものは現地で発光させる実験を行います。そして、なぜ光るのかを考察します。

ねらい

光る生き物の代表は、昆虫のホタルでしょう。初夏の夕暮れに光を発しながら飛ぶホタルのようすは幻想的です。光る仕組みはホタルもウミホタルも同じですが、光り方はちがいます。他にも光を発する生き物にチョウチンアンコウなどがいますが、こうした生き物は、なぜ光を発するのか、光らなければいけないのか、その理由や必要性を考えてみます。また発光の原理も知るようにします。さらに、光の性質についてもその基本を理解します。

予定地 千葉県館山市・夕日桟橋
活動日程 10/15(日)国立駅南口
*予備日:10/22(日)、10/29(日)
第6回
テーマ 雑木林のキノコさがし
植物でも動物でもないもの
小学生・雑木林のキノコさがし
概 要

雑木林を歩き、キノコをさがします。実習予定地にはわずかに毒キノコがありますが、口に入れなければ問題はありません。キノコの扱いや注意点は、あらかじめ子どもたちに周知徹底します。キノコの生えているようすはさまざまで、枯れた倒木に生えているものも、生え方はいろいろです。地面から出ているものもあります。上体を半分折り曲げるようにしながら、丁寧にさがします。見つけたものは分類し、スケッチをして特徴を調べます。

ねらい

植物でも動物でもないキノコは、雑木林や森などの樹林における「物質循環」の一部を支える重要な存在です。雑木林や森の中で、キノコがどういう位置にあり、どういう役割を持っているのか、自分が実際に見たようすをもとに考えます。枯れて倒れ、腐っていく木が、その後どうなっていくのか、その実際が雑木林の中にあります。また、生き物の一種としてのキノコにはどういう特徴があるのか、植物などとの比較で考えます。

予定地 神奈川県南足柄市・丸太の森
活動日程 11/5(日)国立駅南口
*予備日:11/12(日)、11/19(日)
第7回
テーマ 空き缶で炭作り
炭って何だろう
小学生・空き缶で炭すみ作づくり
概 要

炭にする細めの丸太や、子どもたちが持ち寄った「炭になるかどうか、試したいもの」を缶の中に並べてふたを閉め、かまどの網の上に缶を載せます。中身の量にもよりますが、強めの火力で1時間半ほど加熱します。子どもたちは自分が持ってきたものが炭になるかどうか、理由を説明しながら予想します。加熱する過程でふたと缶の本体のすき間から噴き出るものがあります。これが何なのか、何を意味するのかも考えていきます。

ねらい

あるものに熱を加えると、熱を加えられたものは、燃えたり、焦げたり、溶けたりします。酸素をほとんど遮断した状態で、あるものに熱を加えていくとどうなるか、それを確かめるのがこのテーマのポイントです。普通に木を燃やすと、そこには灰状の燃えかすが残り、木は形をほとんど残しません。ところが、酸素を遮断すると木は灰にならずに、炭になります。このちがいはどういうことなのか、燃えるということと物質の変化を考えます。

予定地 神奈川県綾瀬市・綾南公園
活動日程 12/3(日)国立駅南口
*予備日:12/10(日)、12/17(日)
第8回
テーマ ハクチョウの研究
冬の渡り鳥を観察する
小学生・ハクチョウの研究
概 要

冬に沼に飛来するコハクチョウを中心に、カモなどの渡り鳥をできるだけ近くで観察します。肉眼での観察のほか、双眼鏡も使います。ハクチョウが水面から飛び立つとき、また水面に降り立つときのようすは、コガモなどとは明らかにちがいます。その理由を、観察を通して考えます。また、オオハクチョウとコハクチョウを見分けるポイントや、トリの「渡り」について、さらに渡り鳥と留鳥のちがいについても、具体的な事例を踏まえて考えます。

ねらい

寒い時期に限って観ることができる渡り鳥について、沼での観察の結果を踏まえて、その種類や日本での生活のようす、冬の渡り鳥と夏の渡り鳥がいること、見かけるトリには渡り鳥ではないトリ(留鳥)もいることなどを知るようにします。ハクチョウやカモを手で持つような機会はまずありませんが、具体的にどれくらいの重さなのか、疑似的体験で確かめます。重さのちがいと、飛び立ち方との関係に気付くことができるでしょうか?

予定地 群馬県館林市・多々良沼
活動日程

1/14(日)国立駅南口
*予備日:1/21(日)、1/28(日)

※活動テーマ・内容・日程は、変更になる場合があります。

自宅課題プログラム(小学生クラス対象)

自宅課題プログラムは比較的長期にわたる継続的な観察活動を行うもので、対象は小学生
(プライマリークラス、ミドルクラス、アドバンスクラス)となります。

自宅課題のねらい1 日帰りではできないことに取り組む

教室の通常のプログラムは基本的に日帰りのため、時間的に限られた観察や体験になります。けれども自然の事象は、実際には時間の経過と共に変化する要素を持っています。こうした変化は、一日では十分に確かめることができません。継続的に観察を続けることで、変化の実態や本質が見えてきます。自宅課題を教室の必須プログラムとしているのは、日帰りの活動では経験できない部分を補いたいという考えからです。

自宅課題のねらい2 根気を身に付け、達成感を味わう

ある期間、継続して観察を続けるには「根気」が必要です。粘り強さ、集中力ともいえるでしょう。これらは、子どもたちが成長するにあたってとても大切なことのはずですが、教室の子どもたちを見ていても、根気がない子が少なくありません。根気を身に付けて欲しいということだけでなく、最後まで続けたことで初めて得られる達成感も、ぜひ体験して欲しいのです。こうした体験は、確実に子どもたちを成長させます。


テーマ 身のまわりの自然を観察する
自宅を中心とした近隣エリア内にある「自然のもの」を対象に選び、それらを継続的に観察し、記録します。日を追って変化する動植物が、観察の対象です。
日 程 2017年5月~12月
(週に1回程度の頻度で観察を継続します)
方 法 教室が配布する観察シートに観察した結果を記録し、記録したものを定期的に提出していただきます。提出していただいた観察シートは、講師がコメントをつけて返却します。
観察対象 居住環境は、皆さんそれぞれに異なると思われます。そこで、観察をスタートする前に「居住地周辺の自然状況調査」を実施し、その回答内容を踏まえて、できるだけ実情に即した5 ~ 10 パターン(数は未定です)の「観察シート」を準備し、これに沿って観察を始めていただきます。

夏の特別プログラム(希望者のみ参加)

2017 年度は、夏休み期間中に「室内実習」と「1 泊2 日の野外実習」の、2 つの特別プログラムを予定しています。ここでは、野外実習(1 泊2 日)のプログラムについて概要をご案内します。室内実習のプログラムについては、5月ごろにご案内の予定です。

テーマ 富士山の湧水研究と鉱物採掘(+星空観望)
実習地 富士山周辺と長野県川上村
日 程 2017年8月26日(土)~27日(日)1泊2日
対 象 小学生クラス(1 年生のみ保護者同伴必須)
宿 泊 長野県川上村
内 容 (1)富士山は「水を生む山」といわれています。その結果、富士山周辺には忍野八海や白糸の滝など、大小さまざまな湧水スポットが知られています。このプログラムでは、富士山はなぜ水を生むのか、その仕組みはどうなっているのか、湧水の実態は?など、いくつかの疑問に答える形で活動を行います。また、特別な許可がないと立ち入れないところでの湧水観察も予定しています。
(2)1日目の夜には、天気が良ければ宿泊地で星空を観望します。
(3)長野県川上村は、鉱物マニアのあいだでは水晶を始めとする鉱物の採集地として知られています。その川上村にある甲武信鉱山近くの貯鉱場跡地で、水晶やザクロ石、方解石などの採掘に取り組みます。

※ 日程、実習地、活動内容の一部が変更になる場合があります。

特別振替について

参加を申し込んだ日程のフィールドワークに参加できなかったときは、同じテーマの他の日程に振替をご検討いただきますが、それができないときには年度末に設ける「特別振替」に参加することができます。「特別振替」は、プレップクラスと小学生クラス(国立ミドルクラスを含む)の合同で行います。

テーマ 鍾乳洞探検 岩を溶かす水
実習地 あきる野市・大岳鍾乳洞
日 程 2018年3月18日(日)、21日(祝)
集合解散場所 JR 新宿駅西口 エルタワー横
※詳細は改めて対象の皆さまにご案内します。